2人暮らしのお金の管理|おすすめの家計管理スタイルと実例を紹介!

カップルでお金の管理、どうしてますか?

同棲や結婚をきっかけに、カップルにとって避けて通れないのが「お金の管理」。

なんとなく折半しているけど、少し不満

貯金や将来のお金のこと、ちゃんと話せてない…

こんな悩みや不安を抱えているカップルも多いのではないでしょうか?

特に同棲を始めたばかりの頃は、あいまいなままスタートしてしまい、あとからモヤモヤが溜まってしまうケースもあります。

そこで今回は、カップルのお金管理方法の種類を紹介しつつ、私たちが実践している「収入比で分担 × 共通口座 × 共通クレジットカード」の管理方法についても詳しくご紹介します。

「どの方法が正解か」ではなく、2人にとって続けやすい、納得できる方法を見つけるヒントになれば嬉しいです。

1. 負担額の決定方法にはどんなスタイルがある?

まず最初に考えたいのが、どちらがどれだけ負担するか

お金の使い方以前に、そもそもの負担額に納得できていないと後で不満が出てきやすくなります。

ここでは、よくある4つのスタイルをご紹介します。

1-1. 完全折半型

すべての支出を半分ずつ負担するスタイル。

メリットシンプルで平等感がある

デメリット収入に差があると、どちらかに負担感が偏ってしまう

「収入が同じくらい」「ルールはシンプルな方が好き」というカップルにおすすめだね!

1-2. 収入比で分担型

お互いの手取り収入に応じて負担額を決める方法。

例えば、Aさんが月30万円、Bさんが20万円なら、生活費を「3:2」で分けるようなイメージです。

メリット公平性が高く、長期的に無理なく続けられる

デメリット収入が毎月変動する場合は管理が大変

収入が違うカップルでもこれなら公平だね!

1-3. 項目別分担型

家賃は彼、食費は彼女など、支出項目ごとに担当を決める方法。

メリット精算の手間が少なく、管理がしやすい

デメリット支出が偏る可能性があるため、定期的な見直しが必要

1-4. 柔軟・臨機応変型

ルールはあえて決めずに、生活スタイルや時期に応じて負担を調整していくスタイル。

メリット自由度が高い

デメリット明確なルールがないと不公平感やトラブルにつながることも

「気づいたら自分ばかり払っている…」とならないよう、注意が必要だね!

お金の管理方法は?

負担額の決め方と合わせて重要なのが実際にどう管理するか

管理方法もカップルごとに個性があります。

ここでは代表的な管理スタイルを4つ紹介します。

2-1. 共通財布型(共通口座 or 共通カード)

2人の生活費を1つの口座やクレジットカードに集約して、そこから家賃・食費・日用品などを一括で支払う方法。

メリットルールを決めておけば見える化しやすく、毎月のやりくりが明確になる

メリットまとめてポイント還元も狙える

デメリット信頼関係がないとストレスになることも

ふたりで目標を立てて、協力しながら管理できそうだね!

2-2. 精算型(立替&アプリで割り勘)

支出ごとにどちらかが立て替え、家計簿アプリなどで記録&割り勘精算するスタイル。

メリット支出に応じて柔軟に対応可能でアプリを活用すれば記録も簡単

デメリット毎回記録する手間がかかり、精算のタイミングを忘れやすい

2-3. 一括管理型(どちらかが担当)

どちらかがすべてのお金を管理する方法。

メリットお金の管理が得意な人がいる場合は効率的な管理になる

デメリットもう一方が家計の状況を把握しにくくなるリスクがある

2-4. 完全分離型

お金は一切共有せず、生活費も各自が個別に管理する方法。

メリット自由度が高く、金銭的に自立できる

デメリット結婚や将来の資産形成に不向き

完全に分けている分、一緒に生活している感はあまり出ないかも…

私たちカップルの管理方法は「収入比 × 共通口座 × 共通クレカ」

ここからは、実際に私たちが取り入れているお金の管理スタイルについて紹介します。

いろいろ方法を検討したうえでたどり着いたのが、以下の組み合わせです。

負担方法は、収入比で分担

管理方法は、共通口座&共通クレジットカード

これが今のところ、無理なく・楽しく・不公平感なく続けられていて、2人にとってベストな形です。

3-1. 収入比で毎月の負担額を決定

私たちはそれぞれフルタイムで働いていますが、月収には少し差があります。

そこで、毎月の共通支出を「収入比」で分担することにしました。

たとえば、手取りが

A:35万円、B:25万円(≒6:4)

であれば、共通の生活費(約20万円)は以下のように分担しています。

Aが12万円(60%)、Bが8万円(40%)

このようにすると、無理のない範囲で負担できて、お互いの満足度も高いです。

ワンポイント!

収入は基本給?それとも残業代込み?

収入で負担割合を決める場合、基本給で見るべきかな?それとも残業代などの各種手当ても込み?

残業が多い分、家事を多めにお願いしているから、残業代込みでの計算がいいんじゃないかな?

収入によって決める場合でも、細かなところのすり合わせが難しいですよね。

どちらかが多めに支払う場合は、代わりに他のことで埋め合わせをすることが納得感のある解決策になることも。

私たちは彼が残業で遅くなることが多いので、家事分担を私が多く担当することでバランスを取っています!

お互いに相手のことを考えながら、ふたりが納得のいく形を探しましょう!

3-2. 共通の口座とクレジットカードで一元管理

負担したお金は共通口座に入金して、その口座に紐づけたクレジットカードを生活費専用カードとして使っています。

このカードで支払っているのは、主に以下の項目です。

• 家賃(口座振替)

• 水道・電気・ガス代(一部口座振替)

• ネット・サブスク(Netflix)

• 食費(スーパー、コンビニ)

• 日用品

• 2人の外食やデート費用

1つの口座と1枚のクレジットカードで支出がほぼ完結するので、何にいくら使ったか」が月末にまとめて把握可能。

明細はカード会社のアプリで確認できるので、手間もかからず簡単です!

3-3. 家計簿アプリと月1の「お金ミーティング」で見直し

私たちはクレジットカードの明細をMoneyForward MEというアプリと連携し、毎月の支出を自動的に可視化しています。

さらに、月末には10~15分ほど「お金ミーティング」を開催。

コーヒーを飲みながら、「食費は毎月3万円以内に抑えたいね」「来月はお出掛けが多いから、その分この支出を減らせるように頑張ってみよう」など話し合います。

これを習慣化することで、自然と節約意識も高まり、価値観のすり合わせもできるようになりました。

3-4. 不公平感・トラブルを防ぐためのルール

共通財布やカードを使うときに気をつけているのが、何を共通にして、何を個人にするか」の線引きです。

• 自分の洋服・美容・趣味の出費 → 個人の財布から

• 2人での旅行・デート → 共通のクレカから

• サプライズやプレゼント → お互いの個人予算から

このルールがあるだけで、

「それ、共通で払うの?」といったすれ違いもなくなり、お互いに気持ちよく支出できます。

4. お金の価値観をすり合わせるコツ

お金の管理を一緒にするうえで大切なのが、「価値観のすり合わせ」。

私たちも最初は小さな違いで戸惑うこともありました。

4-1. まずは「お金の使い方」を話してみる

例えば、

• 何にお金をかけたいか?(例:旅行・家電・食事)

• 節約したいポイントは?(例:日用品・光熱費)

• 将来的な貯金・資産形成への考え方は?

こうした話を事前にしておくだけで、誤解や衝突がかなり減ります。

4-2. 共通の目標を決める

「来年は旅行に行こう」「引っ越し資金を一緒に貯めよう」など、目的があるとモチベーションも保ちやすいです。

共通の貯金口座をつくるのもおすすめ!

5. よくあるトラブルとその回避法

お金の管理は、カップルにとって大切な共同作業。

でも実際には、管理スタイルが合わなかったり、価値感の違いが表面化したりして、小さなトラブルやすれ違いが起こることもあります。

ここでは、私たちが体験したことや、よく耳にする”お金の管理に関するトラブル例”を紹介しながら、その原因と具体的な対応策をまとめてみました。

5-1. 「なんとなく」の支出が重なって予算オーバー

「今月なんでこんなにお金が減ってるの!?」

「これ共通のお金から払ったの?」

「カードの明細見たら思ったより使ってた…」

お金の使い方を「なんとなく」で済ませていると、知らないうちに予算オーバーしていたり、「自分は節約しているのに、相手が使いすぎてる」と不満がたまってしまうことがあります。

原因を見極め、1つずつ解決しましょう!

原因対応策
支払い基準や用途のルールが曖昧・毎月の予算上限を決める
・「これは共通」「これは個人」のルールを明確にする
共通口座やクレカ使用履歴の「見える化」ができていない・クレカ明細や家計簿アプリでこまめに確認
お互いに報告・共有の習慣がない・特別な支出があったら共有する

「これは共通」「これは個人」の区分ルールを明確にすることで、気の遣い過ぎがなくなるね!

5-2. 小さな不公平感から大きな不満に

「私の方が食費も日用品も買ってる気がする…」

「共通費に出してる額、割にあってるのかな?」

金額のバランスが取れていなかったり、どちらかに負担が偏っていると、小さな不公平感が積もって大きな不満に変わることも。

ルール化と定期的な見直しで、不満の芽は早めに潰しましょう。

原因対応策
明確な金額ルールを決めていない・収入比での分担に切り替える(負担が偏っていると感じたら要検討!)
役割分担が曖昧(日用品は気づいた方が買う 等)・なんとなくの支払いを「見える化」する(アプリ連携 等)
精算や見直しをしないまま放置している・月1で「家計ミーティング」を設けて、配分やルールを柔軟に見直す

「定期的に見直す前提」でルールを作っておくと、言いやすさがアップするね!

5-3. お金の価値観がズレていて、将来の話ができない

・どちらかが「今を楽しみたい派」、もう一方は「将来のために貯めたい派」

・高いものでも「いいじゃん!」と即決する人と、「よく考えたい」慎重派

・貯金への考え方に温度差がある

こうした価値観のズレは、日常のちょっとした買い物でも表れます。

特に「貯金の必要性」や「大きな出費(旅行・車・結婚資金)」について話すときに、ズレが顕著になることも。

解決へのヒント

・「価値観の違い=悪いこと」ではなく、「すり合わせ」が大事

・「何にお金をかけたいか?」「今後のライフプラン」などをざっくばらんに話す時間を作る

・共通の目標(貯金額やイベント)を持つことで、方向性が一致しやすくなる

価値観の違いをポジティブにすり合わせていきたいね!

5-4. 貯金ができず、将来への不安が募る

・家賃や生活費を払って残ったお金が毎月ギリギリ

・結婚や引っ越しなど必要な時にお金がない

日々節約を心がけていても、中々思うように貯金が出来ないものですよね。

原因になりやすいポイントをチェックして、予防&対策してみましょう!

原因になりやすいポイント予防&対策
生活費の予算オーバーが常態化・共通の「貯金口座」や「目的別積み立て」を用意する
貯金の優先順位が低い・「生活費:貯金=8:2」等、最初にルールを決めておく
目的のないまま、”なんとなく”お金を使っている・「〇〇のために、月5000円ずつ貯めよう」と目標ベースで貯金する

目的を持って貯金することで、モチベーションも続きやすくなるね!

まとめ:2人にとって「ちょうどいい仕組み」を見つけよう

お金の管理は、正解があるわけではなく、カップルの数だけスタイルがあります。

私たちは「収入比で分担し、共通口座と共通クレカで一元管理」する方法に落ち着きましたが、今でも見直しを行っています。

少しずつ試して、改善して、お互いが納得できる形をつくっていくことが何より大切です。

「完璧」を目指すより、「気持ちよく、無理なく続けられる」ことを意識してみてくださいね。

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