2人暮らしの家事、どう分担するか?どう仕組み化するか?
これまでの記事では、そんな“整える”工夫についてお話してきました。
でも、実際に暮らしてみると、
ルールが多すぎると、ちょっと息が詰まってしまうこともありますよね。
「やること」「決めたこと」が増えると、できなかったときに罪悪感が出たり、
“守ること”に気を取られて、逆にうまく回らなくなることも。
だから今回は少し視点を変えて、
「頑張りすぎない仕組み」「自然に続けられるルール」をテーマに、私たちが実践しているゆるっと時短&仕組み化の工夫をご紹介します。
・家事を頑張っているけど、最近ちょっと疲れてきた方
・「ちゃんとやらなきゃ」のプレッシャーから少し解放されたい方
・2人暮らしで家事を効率よく、でも無理なく回したい方
家事をラクにするには「ルールをゆるく決める」
まず効果があったのは、ルールをガチガチにしすぎないことでした。
我が家でやめたこと
• 毎日掃除機をかける → 週末に2人でまとめてやる
• 平日の料理は一汁三菜を目指す → 時短献立と冷凍食品を組み合わせる
• 家事の割り振りを厳密に決める → その日やれる方が柔軟に対応
家事の「正解」は人それぞれ。
でも、無理せず回る最低限のラインを見つけることで、心にも時間にも余裕が生まれました。
時間をかけない家事ルールの例
家事の手間は、「作業そのもの」よりも「準備と後片付け」に時間がかかることが多いです。
そこで私たちが実践している時短ルールをオススメ度とともにいくつか紹介します。
「これいいかも!」と思ったものがあればぜひ取り入れてみてください!
✔ 週に1〜2回、2人で献立をまとめて考えてメモしておく( )
✔ 仕事がある日のご飯は「メイン+副菜 or 汁物」だけに( )
✔ 冷凍うどんやレトルトカレーなど“サボりメニュー”を常備( )
✔ お弁当用おかずは、夜ごはんの取り分けで完了( )
✔ 毎日の掃除はしない。気が向いた時に「クイックルワイパーで歯磨きしながら3分だけやる」でもOK。( )
✔ トイレや洗面所は週末にまとめて掃除( )
✔ 気づいたときにやる「ながら掃除」を優先(シャワーのついでにお風呂掃除、歯磨きしながらクイックルワイパーなど)( )
✔ 洗濯は週3〜4回、「回した人が干す」ルール( )
✔ 畳まずにハンガー収納で時短( )
✔ シーツやタオルは週末にまとめて洗う( )
✔ 食材は週1回まとめ買い、必要があれば平日に1回だけ追加( )
✔ アプリで買い物リストを共有(LOOM活用)( )
✔ 日用品はAmazon定期便で自動化( )
家事の「仕組み化」はゆるく、柔らかく
ルールやスケジュールでガチガチに固めるのではなく、暮らしがラクに回る“流れ”をゆるく整えるだけでも効果は十分です。
「月曜はカレー」「金曜は麺類」「週末は掃除と洗濯」など、ざっくり決まっていると、考える時間と手間が激減します。
→ 厳密なルールじゃなくてOK。「迷ったらコレにしよ」くらいの感覚で大丈夫です。
• 「朝の片付けは私」「夜の皿洗いは彼」
• 「お風呂掃除は最後に入る人がやる」
お互いの得意・生活リズムに合わせて、あえて決めすぎずに自然と定着させる。
これが意外と、ストレスのない仕組みになります。
名もなき家事も含めて、気づいたことはすぐアプリにメモ。
2人で共有しておけば、「言わなくても伝わる」「頼まなくてもやってくれる」が自然に実現します。
「ラクしていい」を許し合える関係が何より大事
ルールも、アプリも、便利アイテムも大切だけど、一番大事なのは、“ラクしていいよ”って言い合える関係なのかもしれません。
「今日は疲れてるから、ちょっと手を抜くね」
「大丈夫、俺がやっとくよ」
そんなやりとりが自然にできると、家事も心もグッと軽く感じられます。
おわりに:無理なく続く“ちょうどいい”暮らしを目指して
家事を仕組み化することは、「完璧を目指すこと」ではなく、「無理せず、心地よく暮らすこと」。
分担ルールも、時短アイデアも、すべては“2人の暮らしが続きやすくなるための工夫”です。
皆さんの取り入れている”ちょうどいい工夫”があればぜひコメントで教えていただけると嬉しいです。
肩の力を抜きながら、「ちょうどいい暮らし方」を一緒にアップデートしていきましょう!
▼次回予告
分担も仕組みも整えたはずなのに、なぜかモヤモヤが残る。
そんなときに浮かび上がるのは、“気持ちのすれ違い”。
次回は、「家事をめぐる感情と伝え方の工夫」をテーマに、言葉にしづらいモヤモヤとの向き合い方をお届けします。
