「この人で本当にいいの?」と迷ったときの対処法

はじめに

「この人で本当にいいのかな?」

結婚を目の前にした時、ふとした瞬間、そんな考えがよぎってしまうことってありますよね。

それは、パートナーに冷めたわけでも、別れたいわけでもない。

むしろ、好きだからこそ、迷ってしまう。

でも心の奥で、「何かがひっかかっている」のもたしかで——。

そんなとき、

「こんなこと思ってしまうなんて、自分って最低…?」

「相手に申し訳ない…」

と、自分を責めてしまう人も多いのではないでしょうか。

でも、大丈夫。

結婚を前にした“迷い”や“不安”は、誰にでもあること。

今回は、そんな「この人で本当にいいの?」と感じたときの心の整え方について、やさしく紐解いていきます。

この記事はこんな方におすすめ!

・パートナーとの結婚を前に、漠然とした迷いを抱えている方

・「この人で本当にいいのかな?」という感情に戸惑っている方

・結婚に向けて不安を感じているが、明確な理由がわからない方

・他人と比べて焦ったり、不安になっている方

1. 「この人でいいの?」と迷ってしまう理由

まず知っておきたいのは、

この迷いは「相手が悪いから」でも「あなたの心が弱いから」でもないということ。

長く一緒にいるほど、理想と現実のギャップが見えてくる

最初はよく見えていた長所より、少しずつ短所が目につくようになってくる。

「もっとリードしてくれる人がいいのかな」

「優しいけど、将来のことを真剣に考えてくれているのか不安」

こうした気持ちが湧いてくるのは、相手のことをちゃんと見てきた証拠です。

他人と比べてしまう

友人のパートナーと比べて、

「うちはこんなふうにしてくれない」

「もっと気が利く人がいるかも」

と感じてしまうのも自然なこと。

でも、誰かと比べて見劣りするのは、相手が劣っているからじゃなくて、

「自分にとって何が大切か」がまだ見えていないだけかもしれません。

幸せなはずなのに、不安になる自分に戸惑う

「一緒にいて安心できる。なのに、なぜか“これでいいの?”と感じてしまう」

こうした“説明できない迷い”は、感情の深い部分から来ていることが多いです。

無理に消そうとせず、「あ、今の私、ちょっと揺れてるんだな」と認めることから始めてみてください。

2. 迷ったときに自分に問いかけたいこと

「この人で本当にいいの?」と迷ったとき、

すぐに答えを出そうとせず、一度立ち止まって自分の内側と対話することが大切です。

「この人の、どこに不安を感じているんだろう?」

まずは、モヤモヤの正体をつかむこと。

・将来への価値観が合うか不安?

・決断力に物足りなさを感じている?

・感情的な部分が合わないと感じている?

紙に書き出してみると、自分の中にある小さな声が見えてきます。

「なんとなく不安」が、少しずつ言葉になることで整理されていきます。

「私は、どういう関係を望んでいるのかな?」

結婚の理想は、人によって全く違います。

・対等なパートナーシップを築きたい

・ 子育てや家事を分担したい

・ 安心感や穏やかさを大切にしたい

それに対して今のパートナーは、どうだろう?

理想と現実がズレているなら、話し合いで近づけることはできるのか?

“ズレ”そのものではなく、“その調整力”を見ることが大切です。

「不安を抱えたままでも、進める相手だろうか?」

実は、多くの人が「確信がないまま結婚」しています。

迷いや不安がゼロになったからではなく、

この人となら、不安も一緒に乗り越えられそう

と思えたからこそ、一歩を踏み出せたのです。

完璧な答えを探すのではなく、一緒に考えていける関係かどうかを見つめてみてください。

問いかけワークで見えてくる、“わたしの気持ち”

迷っているときは、頭の中だけで考えがぐるぐるしてしまいがち。

そんなときにおすすめなのが、気持ちの書き出しワークです。

以下の問いに向き合ってみてください。

全部に答える必要はありません。

気になるものから、自分の言葉で書き出してみましょう。

相手への気持ちを確かめる問い

・この人といて、一番安心できた瞬間はいつ?

・自分が素直になれていると感じるのはどんなとき?

・相手に対して「ここがすごいな」と思うところは?

・どんな喧嘩をして、どう乗り越えてきた?

・相手の欠点で許せること/許せないことは?

未来を想像する問

・5年後、10年後もこの人と一緒に暮らしている自分を想像できる?

・この人と子育てや介護、老後を迎える未来をリアルに描ける?

・苦しい状況になったとき、この人となら支え合えそう?

・この人と一緒に笑っている自分は、どんなとき?

自分自身への問いかけ

・私が「結婚に求めるもの」は何?

・今、私の心が感じている“違和感”って何?

・私はパートナーに何を望んでいる?

・迷っているのは、「相手」に対して?それとも「結婚という制度」に対して?

決断をサポートする視点の問い

・友達が同じことで悩んでいたら、私はどうアドバイスする?

・今の気持ちをパートナーに伝えたら、どんな反応をしてくれそう?

・今、私は「決断のとき」なのか、「見つめ直すとき」なのか?

言葉にすることで、「よくわからない不安」は、「整理された気持ち」に変わっていきます。

不安を無理に解消しようとせず、まずは“向き合う時間”を持つことが大切です。

4. 不安をゼロにするのではなく、受け止めていくこと

大切なのは、「不安があるからやめる」でも「迷ってるけど結婚する」でもなく、

その気持ちに向き合うことです。

不安を感じること自体が悪いわけではありません。

むしろ、「本当に幸せになりたい」というあなたの心の声。

その声に蓋をせずに、丁寧に聞いてあげてください。

まとめ

「この人で本当にいいの?」

そう思った瞬間、自分と向き合う時間が始まっています。

それは、ただ好きという気持ちよりも、もっと深く“人生を共にしたいかどうか”。

・迷う自分を否定しない

・不安を抱えながら進んでもいい

・決めるのは、自分自身の心

「この人となら、どんなときも向き合っていける」

そう思えるなら、それはもう十分に、結婚を決める理由になるのかもしれません。

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