はじめに
「結婚することが決まった!でも、誰に、いつ、どうやって伝えたらいいんだろう?」
プロポーズや婚約が成立した瞬間、喜びと同時に多くの人が直面するのが「報告の順番」と「伝え方」ですよね。
特に結婚報告は人生の大きな節目。
伝えるタイミングを間違えると、せっかくの喜びが相手に不快感を与えてしまったり、思わぬトラブルにつながることもあります。
この記事では、親・親族・職場・友人・SNS といった相手別に、結婚報告の流れや注意点を解説しつつ、実際に使えるセリフ例やNG例も紹介します。
・結婚が決まったばかりで「誰にどうやって伝えたらいいの?」と迷っている20〜30代カップル
・報告の順番やマナーに不安がある方
・仕事や友人関係でのトラブルを避けたい方
1. 最初に報告すべきは「親」
結婚報告で真っ先に思い浮かぶのは「親」という方が多いですよね。
どんなに大人になっても、親にとって子どもの結婚は大きな出来事。
報告の仕方ひとつで、安心感や信頼感が変わってきます。
「直接言うべき?電話でもいいの?」と迷う方も多いはず。
だからこそ、親への報告は丁寧に伝えるのが◎。
プロポーズが成立した後、できるだけ早めに調整を。(遅くとも1〜2週間以内には調整開始が理想。)
挨拶の順番は、
女性側の親→男性側の親
が一般的です。
それぞれの親の都合を聞き、事前に日程調整して行くようにしましょう!
まずは自分から婚約について報告。
その後、二人揃って直接挨拶。
・婚約したこと
・入籍や結婚式の予定(未定でも目安を伝える)
・今後の生活のイメージ(住まい、仕事など)
OK例 | NG例 |
---|---|
「今日は大切なお話があって来ました。○○さんと結婚したいと思っています。」 「入籍は来年春を予定していて、式は秋頃を考えています。ご相談させてください。」 「まだ準備中ですが、これから一緒に歩んでいきたいと考えています。」 | 「結婚することにしたから!」(一方的すぎる) 「とりあえず報告しとくね」(軽く受け取られる) |

親への報告の「日程調整から手土産までの流れの詳細」は、別の記事でお届けします。
ぜひそちらもご覧ください!
2. 早すぎる報告のリスク
結婚が決まると嬉しくて、すぐに友達やSNSに知らせたくなるものですが、ここには注意が必要です!
婚約が成立しても、その後の話し合いで予想外のすれ違いや問題が出てくるケースは少なくありません。
「勢いでみんなに報告したけど、そのあとうまくいかなくなったらどうしよう…」と不安に感じる方も多いはず。
実際、日本では「婚約破棄」になるカップルも一定数存在します。
調査ごとに幅がありますが、10〜20%前後で“婚約破棄になった(なりかけた)ことがある”という声があるのは事実です。
つまり、「報告を広く・早くするほど、もし破談になった際の影響も大きくなる」ことを意味します。
だからこそ、ふたりの今後についての話し合いや親への報告を最初に済ませ、少なくとも入籍・結婚式の大枠が決まってから、職場や友人に伝えていくのが安心です。
3. 親族への報告
親に伝えた後は、
「親族にはどうやって報告すべき?」という悩みが出てきます。
親戚付き合いの距離感や家ごとのしきたりの違いもあって、
「誰に、いつ、どうやって伝えるのが正解?」と迷ってしまいますよね。
特に親戚は親を通じて情報が伝わることも多いですが、自分たちからも誠意をもって伝えることが大切です。
親から親族へ連絡してもらうケースが多い。
近しい親族には自分たちから直接報告に行ったり、電話や手紙を送るのも〇。
しきたりや親族関係を重んじる家庭では、必ず親と相談する。
報告が後手になると「自分たちは軽んじられた」と受け取られることも。
OK例 | NG例 |
---|---|
「この度、○○と結婚する運びとなりました。これからもどうぞよろしくお願いします。」 「式や食事会の予定が決まったら改めてご案内します。」 | 「結婚式いつ来れる?」(報告より出欠確認が先はNG) 「親からもう聞いてるよね?」(自分たちの口で伝えないのは失礼) |
4. 職場への報告
「職場にはいつ伝えるべき?」
ここも多くの方が迷うポイントですよね。
結婚はプライベートなことですが、仕事やプロジェクトにも影響が出るため、報告の仕方ひとつで印象が大きく変わります。
真摯に向き合っているからこそ、「上司や同僚にはいつ、どう伝えればいい?」と悩むのは自然なこと。
順序立てて誠実に報告するのが安心です。
親への報告後、入籍や式の日取りがある程度固まった段階。
出来るだけ忙しいタイミングは避けての報告が◎。
直属の上司へ最初に報告。
その後、同僚や関係部署へ。
今後の勤務やいつどんな影響が出るのか(入籍日や結婚式による休暇の見込み等)を伝えておくと〇。
仕事への影響を考慮し、誠意ある報告を!
OK例 | NG例 |
---|---|
「私事で恐縮ですが、このたび結婚を予定しております。より一層頑張っていきます。」 「○月に入籍を予定しています。今後も業務に支障が出ないよう調整します。」 | 「結婚するんで仕事どうするか考え中です」(曖昧すぎる) 「SNSで見ました?」(先にSNS発信は絶対NG) |
5. 友人への報告
友人への報告は嬉しさを分かち合える瞬間の一つ。
ただ、「誰から先に伝える?」「LINEで済ませていい?」と迷うこともあるかもしれません。
特に共通の友人がいる場合、伝える順番を誤るとちょっとしたトラブルにつながることも。
嬉しい気持ちと同時に「思いやり」をもって行うのが大切です。
ふたりの今後の話し合い、親への報告後。
・直接会って伝える
・電話やオンライン通話
・グループLINE等
・共通の友人には同じタイミングで伝えると角が立ちにくい
・SNSより先に知らせるのが礼儀
OK例 | NG例 |
---|---|
「実は○○と結婚することになったよ!まずは直接伝えたくて連絡したんだ。」 「来年あたりに式を予定しているけど、日程が決まったら改めて案内するね。」 | 「今度の飲み会で発表するから!」(驚かせるより誠意が大切) 「LINEの一斉送信で済ませる」(親しい友人には一言でも個別が◎) |
6. SNSでの発表は最後に
SNSでの発表は、身近な人への報告がすべて終わってから。
・親・親族・職場・友人 → 最後にSNS
・写真は指輪や後ろ姿など控えめに
・文章はシンプルで誠実に
7. まとめ
結婚報告の基本は、
「親」 → 「親族/職場/友人(順番は柔軟に)」 →「 SNS」
・親には最優先で、できるだけ直接伝える。
・婚約破棄のリスクを考慮し、広く知らせるのは入籍や式の目処が立ってから。
・相手の立場を尊重したセリフで誠意を伝える。
・SNSは最後に、シンプルで丁寧に
人生の節目だからこそ、「順番」と「伝え方」に気を配り、心を込めて報告しましょう!