はじめに
親への結婚報告が無事に終わると、次に訪れる大きなステップが両家の顔合わせです。
「いよいよ両親同士が会う日が来るのか…」と胸が高鳴る一方で、緊張や不安を抱える人も多いのではないでしょうか。
「場所は料亭?ホテル?カジュアルでもいい?」
「費用は誰が払うべき?」
「当日はどんな流れで進めるの?」
「会話が途切れないか心配…」
こうした疑問は多くのカップルが感じるものですよね。
実際私たち自身も同じように悩みながら準備を進めました。
この記事では、両家顔合わせの目的から場所選び、費用、当日の流れや会話の工夫までを解説しつつ、実際に私たちが行った工夫や体験談も交えて紹介します。
・両家顔合わせを控えて不安を感じているカップル
・両家顔合わせの場所・費用・服装・会話などで悩んでいる方
・実際の体験談を参考にしたい人
1. 両家顔合わせの目的
顔合わせは単なる食事会ではありません。
二人が結婚することを正式に報告し、ふたつの家族が繋がる第一歩となる大切な時間です。
<両家顔合わせを行う主な目的>
・親同士が初めて挨拶を交わし、親睦を深める
・二人の結婚への気持ちを改めて伝える
・今後の結婚準備をスムーズに進める土台を作る

婚約は二人だけのことだけど、結婚は“家と家の結びつき”。
両家顔合わせはその始まりだから緊張するんだね。
2. 顔合わせの場所選び
場所選びは意外と悩むポイント。
堅すぎても疲れてしまうし、カジュアルすぎても「ちゃんとしていない」と思われるかもしれません。
主な候補は以下のとおりです。
料亭・和食レストラン | 格式を大切にしたい場合におすすめ。落ち着いた個室で会話も弾みやすい。 |
ホテルのレストラン | 安定感があり、サービスも安心。交通の便が良いことが多い。 |
カジュアルなレストラン | 気軽に会話したい場合に。 |
自宅 | アットホームな雰囲気でコストも抑えられる。ただし準備の負担は大きい。 |
・両家の移動時間を考慮してアクセスが良い場所にする
・他のお客様の視線が気にならないよう、個室を選ぶと周囲を気にせず会話ができる
・お互いの親の好みを事前にリサーチすると安心
「やっぱり和食が無難?」と悩む人は多いですが、最優先は両家がリラックスできること。
無理に格式を重んじ過ぎなくて大丈夫です。相談しながら進めていきましょう。
3. 費用は誰が払う?
費用の扱いも迷いやすいポイント。
<一般的なパターン>
・両家で折半
・片方の親がまとめて支払う
・新郎新婦が支払
どれが正解というわけではなく、二人で方針を決め、事前に親に相談することが大切です。
「誰が払うか」を当日その場で決めると気まずくなりがち。必ず事前に決めておくようにしましょう。
<私たちの場合...>
私たちは、これまでの感謝の気持ちも込めて、ふたりで全員分の支払いをすることにしました。
しかし彼の父が「今日は出させてもらうよ。」と言ってくださり、結局全額ご馳走になってしました(*_*)
<金額>
合計:51,000円(内訳:食事 → 5,500円/人、飲み物 → 3,000円/人)
4. 日程調整と事前準備
日程は親の都合を優先して調整しましょう。
服装や手土産等、当日ための準備もあるため、1~2か月程先の日程で調整するのが◎。
時間帯は、お昼のランチタイムが一般的で、お酒を控えめにできる点でも安心です。
必ずしなければいけないことではありませんが、
事前準備としておすすめなのが、当日の進行や会話を助ける工夫です。
私たちは両家顔合わせに合わせて、『しおり』を作りました。
「当日の流れ」「ふたりのプロフィール」「家族紹介」「今後の予定(入籍や式の目安)」などを盛り込んだ内容で作成。
これが思った以上に大活躍しました。
会話のネタになり、親も「こんな工夫までしてくれたんだね」と喜んでくれました。
緊張感もほぐれ、雰囲気が和やかになったのを覚えています。
▼実際に作成したしおりがこちら▼

しおりの具体的な作成方法は別の記事でご紹介します!
5. 当日の流れ
両家顔合わせの当日は、一般的に次のように進みます。
(参考に、セリフの例も記載してみました。)
「本日は私たちのためにお集まりいただきありがとうございます。
改めて婚約の報告と両家の紹介をしたく、この場を設けさせていただきました。
時間の許す限り、リラックスして食事と会話を楽しめればと思います。本日はよろしくお願いいたします。」
「私の父と母を紹介します。父の○○と母の□□です。
二人とも●●が好きです。よろしくお願いいたします。」
「本日はおいしい料理を食べながら親交を深めていただけますと幸いです。
改めまして、これからよろしくお願いします。乾杯。」

「何を話せばいいの?」と心配になるけど、事前にしおりなど用意すると自然と会話が広がるね!
入籍日や結婚式など、今後の予定について改めて共有。
食事が落ち着いたタイミングで、両家で初めての写真撮影。
事前にお店に撮影をお願いしておくとスムーズで◎。
この点でも周りを気にしなくて済む「個室」がおすすめです!
「本日は私たちのためにお集まりいただき、ありがとうございました。
未熟な二人ですが、あたたかい家庭を築いていきたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。」

沈黙が不安だけど、事前に進行や話題を準備しておけば安心だね。
6. イベントを取り入れて和やかに
堅苦しいだけの顔合わせにせず、ちょっとしたイベントを加えると一気に場が和みます。
<ちょっとしたイベントの例>
私たちは婚姻届を持参し、その場で両親に証人欄を書いてもらいました。
セレモニー感が出る記念写真も撮れて一生の思い出に両家の距離が縮まる
さらに、私たちは婚約指輪と結婚指輪を両家に見せました。
「素敵な指輪だね」という感想から始まり、親世代の「私たちのときはね…」という思い出話につながり、会話が広がってくれました(笑)
写真を一緒に撮って思い出にも残せたので、やって良かったと思っています。
7. 服装のマナー
フォーマル過ぎず、カジュアルすぎず。
両家でバランスを取ることが大切。
私たちは事前に写真を見せ合って、どちらかが浮いてしまわないように気を付けていました!
(男性:ジャケットスタイル、女性:ワンピースや上品なセットアップ)
8. 顔合わせ後の流れ
当日の顔合わせが終わったら、必ずお礼を伝えましょう。
帰宅後、LINEや電話で「今日はありがとうございました」と一言。
後日、改めて感謝の気持ちを伝えるとさらに丁寧で好印象です。
まとめ
両家顔合わせは「家族同士が正式につながる大切な日」。
場所や費用、マナーも大切ですが、一番大事なのは両家が笑顔で安心できる雰囲気を作ることです。
私たちも当初は不安でいっぱいでしたが、
「しおり」「婚姻届サイン」「指輪お披露目」という工夫を取り入れたことで、
ただの食事会ではなく一生の思い出に残るイベントになりました。