家具選びの事前準備Step5 ~失敗しないための予算の立て方と購入順の決め方~

新生活の準備や引っ越しを機に、家具を一気に揃えようとすると「何から買えばいいのか」「予算をどう配分すればいいのか」で迷う方は多いのではないでしょうか。

家具は一つひとつが高額で、サイズやデザインも生活に大きく影響します。

だからこそ、感覚だけで選んでしまうと「予算オーバー」や「必要な家具を後回しにして生活が不便に…」といった後悔が起こりがちです。

この記事では、家具選びで失敗しないための3ステップ【価格リサーチ → 予算配分 → 購入順の決定】をわかりやすく解説。

活スタイルに合った家具を、無理なく・順序よく・計画的にそろえるための考え方をお伝えします。

家具購入でよくある3つの失敗

よくある失敗をケース別にご紹介。

case1.感覚で買って予算オーバー

「これかわいい!」「セールで安くなってる!」と衝動的に家具を購入。

あとで「買う予定だった収納棚の予算が足りない…」と気づくケース。

家具はどれもそれなりに高額なので、ひとつの買い間違いが全体の予算計画を狂わせてしまうのです。

case2.必要な家具を後回しにして生活が不便に

ソファを先に買って満足していたけれど、寝具がないまま床で寝る日々…という人も。

快適さを求めるあまり、生活の「基盤」となる家具を後回しにしてしまうと、暮らしが落ち着かなくなります。

case3.妥協して安い家具を買い、早期買い替えに

「とりあえずで安いものを買ったら、ぐらつきが気になって数か月で買い直すことに」という失敗。

毎日使う家具は、ある程度の品質と快適性がないと、長く使い続けることが難しいもの。

初期投資を惜しんだ結果、余計な出費につながることもあります。

家具購入の3ステップ:全体の流れ

家具をスムーズに、計画的に選ぶためには、次の3ステップで考えるのがおすすめです。

価格リサーチ:各家具の価格帯や相場を調べておく

予算配分:自分の使える予算に合わせてジャンルごとに配分

購入順の決定:生活に必要な順番で、優先順位をつけて購入していく

この流れに沿って行動するだけで、無駄な出費を防ぎつつ、必要な家具をきちんと揃えることができます。

以下、それぞれのステップを詳しくご紹介していきます!

Step1.価格の相場をリサーチする

家具選びを始める前に、まずは「どの家具が、どれくらいの価格帯で売られているのか」を把握しておきましょう。

家具ごとの価格帯(目安)

家具一般的な価格
ベッド+マットレス8〜20万円
ダイニングテーブル+チェア6〜15万円
ソファ(2〜3人掛け)5〜15万円
収納家具(棚・タンス)2〜10万円
カーテン・照明1〜5万円
ラグ・小物5,000〜5万円

これらは「それなりに質の良いものを選びたい」人向けの価格帯。

実際は1万円台で購入できる家具もありますが、長く使いたい場合は中価格帯を想定しておくと安心です。

リサーチの方法

・通販サイト(IKEA・LOWYA・ニトリ・unicoなど)で商品一覧を確認

・楽天やAmazonでレビューをチェックして、満足度や品質の傾向をつかむ

・SNS(PinterestやInstagram)で好みのインテリアを探しつつ、家具の価格をリサーチ

(アウトレット・中古サイト(メルカリ・ジモティーなど)も参考にすると選択肢が広がります)

Step2.ジャンルごとに予算を割り振る

価格相場がわかれば、次は自分の使える全体予算の中で、各家具ジャンルにどれだけかけるかを考えていきます。

家具に使える予算を決める

「新生活でかかる総費用の中で、家具にいくら回せるか」を整理します。

①新生活(2人暮らし)の総費用

項目目安金額
賃貸契約費用(敷金・礼金など)20〜70万円
家電(冷蔵庫・洗濯機など)20~50万円
家具20〜50万円
日用品・雑貨~10万円

▼初期費用(総費用)についてはこちらの記事もご覧ください!

同棲の初期費用はいくらかかる?詳しい内訳と節約ポイントを解説!

②ジャンルごとの配分例(家具予算:50万円)

家具ジャンル配分割合金額目安
ベッド・寝具40%20万円
ダイニングテーブル+チェア16~20%8~10万円
ソファ(2~3人掛け)16~20%8~10万円
収納家具10%5万円
カーテン・照明10%5万円
ラグ・小物4%2万円

この時点で「必ず買いたい家具」と「後回しでもよい家具」が見えてきます。

予算が足りなければ、優先度の低い家具を後回しにしたり、中古やサブスク家具を検討したりする余地も生まれます。

Step3.購入の優先順位を決める

家具の購入は、一気に揃えようとせず「必要な順番」で計画的に揃えていくことが大切です。

そこで、以下の3つの視点で優先順位を整理しましょう。

①すぐに使う家具は最優先

・ベッド/寝具:寝る場所は必須。引越し初日から使う

・テーブル/イス:食事・作業の場になるため重要

・カーテン/照明:プライバシー&生活の基本機能

②使用頻度の高い家具にお金をかける

例えば「在宅ワークで長時間座るなら、イスやデスクの質を重視」など。

使う時間の長さ=投資価値と考えると失敗しにくくなります。

③買い替えのしにくい家具は慎重に選ぶ

ソファ・テーブル・収納棚など大型家具は一度買うとしばらく使うもの。

後悔しないように、サイズ・デザイン・機能性をよく検討しましょう。

予算が足りないときの選択肢と工夫

「必要な家具をすべて新品で揃えると予算が足りない…」というときには、以下のような工夫で対応できます。

中古・アウトレットを活用する

・メルカリやジモティーで、状態の良い家具が安く手に入ることも

・展示品や型落ち品を扱うアウトレット店舗もコスパ◎

家具のサブスクを活用する

・CLAS、airRoomなどのサービスで、月額で家具をレンタルできる

・短期的な利用や「試してから買いたい」人にもぴったり

段階的に揃える前提でスタートする

「最低限の家具だけで引越し → 生活しながら必要なものを買い足す」という考え方も有効です。

暮らし方に合った家具を見極められるため、結果的に満足度が高まります。

まとめ:価格→予算→順番で、家具選びは失敗しない

家具は「とりあえず買っておけばいい」ものではありません。

価格・予算・生活スタイルを考えながら、必要なものを順序立てて揃えることで、無理なく快適な暮らしを手に入れることができます。

今回までの記事で紹介した5つの準備を順番に行えば、サイズ・搬入・使い心地・雰囲気・コスト、どれもバランスよく整った理想のお部屋に近づけるはず。

ぜひ実践してみてくださいね!

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