新生活の準備や引っ越しを機に、家具を一気に揃えようとすると「何から買えばいいのか」「予算をどう配分すればいいのか」で迷う方は多いのではないでしょうか。
家具は一つひとつが高額で、サイズやデザインも生活に大きく影響します。
だからこそ、感覚だけで選んでしまうと「予算オーバー」や「必要な家具を後回しにして生活が不便に…」といった後悔が起こりがちです。
この記事では、家具選びで失敗しないための3ステップ【価格リサーチ → 予算配分 → 購入順の決定】をわかりやすく解説。
活スタイルに合った家具を、無理なく・順序よく・計画的にそろえるための考え方をお伝えします。
家具購入でよくある3つの失敗
よくある失敗をケース別にご紹介。
「これかわいい!」「セールで安くなってる!」と衝動的に家具を購入。
あとで「買う予定だった収納棚の予算が足りない…」と気づくケース。
家具はどれもそれなりに高額なので、ひとつの買い間違いが全体の予算計画を狂わせてしまうのです。
ソファを先に買って満足していたけれど、寝具がないまま床で寝る日々…という人も。
快適さを求めるあまり、生活の「基盤」となる家具を後回しにしてしまうと、暮らしが落ち着かなくなります。
「とりあえずで安いものを買ったら、ぐらつきが気になって数か月で買い直すことに」という失敗。
毎日使う家具は、ある程度の品質と快適性がないと、長く使い続けることが難しいもの。
初期投資を惜しんだ結果、余計な出費につながることもあります。
家具購入の3ステップ:全体の流れ
家具をスムーズに、計画的に選ぶためには、次の3ステップで考えるのがおすすめです。
①価格リサーチ:各家具の価格帯や相場を調べておく
②予算配分:自分の使える予算に合わせてジャンルごとに配分
③購入順の決定:生活に必要な順番で、優先順位をつけて購入していく
この流れに沿って行動するだけで、無駄な出費を防ぎつつ、必要な家具をきちんと揃えることができます。
以下、それぞれのステップを詳しくご紹介していきます!
家具選びを始める前に、まずは「どの家具が、どれくらいの価格帯で売られているのか」を把握しておきましょう。
家具 | 一般的な価格 |
---|---|
ベッド+マットレス | 8〜20万円 |
ダイニングテーブル+チェア | 6〜15万円 |
ソファ(2〜3人掛け) | 5〜15万円 |
収納家具(棚・タンス) | 2〜10万円 |
カーテン・照明 | 1〜5万円 |
ラグ・小物 | 5,000〜5万円 |
これらは「それなりに質の良いものを選びたい」人向けの価格帯。
実際は1万円台で購入できる家具もありますが、長く使いたい場合は中価格帯を想定しておくと安心です。
・通販サイト(IKEA・LOWYA・ニトリ・unicoなど)で商品一覧を確認
・楽天やAmazonでレビューをチェックして、満足度や品質の傾向をつかむ
・SNS(PinterestやInstagram)で好みのインテリアを探しつつ、家具の価格をリサーチ
(アウトレット・中古サイト(メルカリ・ジモティーなど)も参考にすると選択肢が広がります)
価格相場がわかれば、次は自分の使える全体予算の中で、各家具ジャンルにどれだけかけるかを考えていきます。
「新生活でかかる総費用の中で、家具にいくら回せるか」を整理します。
①新生活(2人暮らし)の総費用
項目 | 目安金額 |
---|---|
賃貸契約費用(敷金・礼金など) | 20〜70万円 |
家電(冷蔵庫・洗濯機など) | 20~50万円 |
家具 | 20〜50万円 |
日用品・雑貨 | ~10万円 |
▼初期費用(総費用)についてはこちらの記事もご覧ください!

②ジャンルごとの配分例(家具予算:50万円)
家具ジャンル | 配分割合 | 金額目安 |
---|---|---|
ベッド・寝具 | 40% | 20万円 |
ダイニングテーブル+チェア | 16~20% | 8~10万円 |
ソファ(2~3人掛け) | 16~20% | 8~10万円 |
収納家具 | 10% | 5万円 |
カーテン・照明 | 10% | 5万円 |
ラグ・小物 | 4% | 2万円 |
この時点で「必ず買いたい家具」と「後回しでもよい家具」が見えてきます。
予算が足りなければ、優先度の低い家具を後回しにしたり、中古やサブスク家具を検討したりする余地も生まれます。
家具の購入は、一気に揃えようとせず「必要な順番」で計画的に揃えていくことが大切です。
そこで、以下の3つの視点で優先順位を整理しましょう。
・ベッド/寝具:寝る場所は必須。引越し初日から使う
・テーブル/イス:食事・作業の場になるため重要
・カーテン/照明:プライバシー&生活の基本機能
例えば「在宅ワークで長時間座るなら、イスやデスクの質を重視」など。
使う時間の長さ=投資価値と考えると失敗しにくくなります。
ソファ・テーブル・収納棚など大型家具は一度買うとしばらく使うもの。
後悔しないように、サイズ・デザイン・機能性をよく検討しましょう。
予算が足りないときの選択肢と工夫
「必要な家具をすべて新品で揃えると予算が足りない…」というときには、以下のような工夫で対応できます。
・メルカリやジモティーで、状態の良い家具が安く手に入ることも
・展示品や型落ち品を扱うアウトレット店舗もコスパ◎
・CLAS、airRoomなどのサービスで、月額で家具をレンタルできる
・短期的な利用や「試してから買いたい」人にもぴったり
「最低限の家具だけで引越し → 生活しながら必要なものを買い足す」という考え方も有効です。
暮らし方に合った家具を見極められるため、結果的に満足度が高まります。
まとめ:価格→予算→順番で、家具選びは失敗しない
家具は「とりあえず買っておけばいい」ものではありません。
価格・予算・生活スタイルを考えながら、必要なものを順序立てて揃えることで、無理なく快適な暮らしを手に入れることができます。
今回までの記事で紹介した5つの準備を順番に行えば、サイズ・搬入・使い心地・雰囲気・コスト、どれもバランスよく整った理想のお部屋に近づけるはず。
ぜひ実践してみてくださいね!