同棲や結婚でふたり暮らしを始めるとき、家具選びはとても重要です。
ひとり暮らしのときには気にしなかったことが、ふたりで暮らすと「こんなところに気をつければよかった…」と気づくことも多いもの。
せっかく新生活を始めるなら、お互いにとって居心地のよい空間をつくりたいですよね。
この記事では、ふたり暮らしにぴったりな家具の選び方について、具体的なポイントや注意点を詳しく解説していきます。
1.ふたりの好みをすり合わせる
家具選びで最初に大切なのは、ふたりの好みやインテリアスタイルを話し合うことです。
ナチュラルテイストが好きな人と、モダンテイストが好きな人では、部屋全体の統一感が崩れてしまうことがあります。
それぞれが「絶対に譲れないポイント」と「妥協できるポイント」を明確にしておくことで、スムーズに家具選びが進みます。
2.色や素材に統一感を持たせる
部屋の統一感を出すためには、家具の「色」と「素材」を意識することが重要です。
色や素材がバラバラだと、空間にまとまりがなくなり、ごちゃついた印象になってしまいます。
ホワイト・ベージュ・グレーなどの落ち着いた色がおすすめ
ナチュラルなら木目調、モダンならブラックやメタリック
木製、金属、ファブリックなど、素材を統一するとまとまりが出る
(例1)ナチュラルテイストの場合
#ベースカラー → 白・ベージュ
#家具の色 → オーク材の明るい木目
#素材 → ウッド素材+リネンやコットンのファブリック
(例2)モダンテイストの場合
#ベースカラー → グレー・ブラック
#家具の色 → 黒やダークブラウン
#素材 → メタリックやレザー、ガラス素材
3.スペースに合ったサイズ感を意識する
ふたり暮らしの部屋は、1LDK、2DKといった間取りが多いです。
部屋の広さに合った家具を選ばないと、圧迫感が出たり、動線が悪くなったりしてしまいます。
・大きすぎるソファを買ってしまい、部屋が窮屈に
・ダイニングテーブルが大きすぎて、他の家具とのバランスが悪くなる
・ベッドを大きくしすぎて、収納スペースや動線が確保できない
・家具を選ぶ前に、メジャーで部屋のサイズをしっかり測る
・家具配置のシミュレーションアプリを活用する
・「コンパクトサイズ」や「折りたたみ式」の家具を検討する
ふたりで暮らす場合、生活動線を意識して家具を配置することが重要です。
特にリビングやダイニングは、ふたりが同時に快適に過ごせる空間づくりを意識しましょう。
4.「くつろげる空間」を最優先に考える
ふたり暮らしの醍醐味は、リラックスして過ごせる時間を共有できること。
おしゃれなインテリアにこだわるのも大切ですが、「座り心地」や「くつろぎやすさ」も重要です。
・ソファは、ふたりが一緒に座っても窮屈にならないサイズを選ぶ
・ローテーブルやクッションを用意して、床に座ってくつろげるスペースをつくる
・柔らかい照明や間接照明を取り入れて、リラックスできる雰囲気を演出
「見た目がおしゃれでも、くつろげない家具」よりも、「シンプルでも快適な家具」を選ぶ方が、ふたり暮らしの満足度は高くなります。
5.収納力も忘れずにチェック
ふたり暮らしになると、物の量が一気に増えます。
衣類や日用品、趣味のアイテムなどが溢れると、せっかくの居心地のよい空間が台無しに…。
そのため、家具には収納力も求められます。
・ベッド下収納 → 使わない季節ものの衣類や布団をしまえる
・壁面収納 → デッドスペースを有効活用
・ソファ下やリビングテーブルの収納付きタイプ → 小物を隠してスッキリ見せる
収納スペースがしっかり確保できる家具を選ぶことで、部屋が散らかりにくくなり、快適な空間を維持しやすくなります。
6.長く使える品質の良い家具を選ぶ
価格だけで家具を選ぶと、早く壊れてしまったり、使い勝手が悪かったりすることがあります。
「長く使える家具かどうか」も大切なポイント。

「フレームや脚部分がしっかりしているか」「生地や素材が摩耗しにくいか」「組み立てやメンテナンスがしやすいか」など、しっかり確認したいね!
7.お互いの「パーソナルスペース」を大切にする家具配置
ふたりで過ごす時間も大切ですが、ひとりの時間を大切にすることも重要です。
「一人掛けのチェアやパーソナルデスクを用意する」「大きめのソファを設置して、別々にくつろげるスペースを確保する」など、ひとりの時間ができる家具配置をすることも◎。
まとめ
いかがでしたか?
ふたり暮らしの家具選びは、「好み」「サイズ感」「色と素材の統一感」「快適さ」「収納力」「品質」「パーソナルスペース」がポイント。
家具選びを成功させることで、ふたりにとって最高の居心地のよい空間が生まれます。お互いの価値観やライフスタイルに寄り添いながら、素敵な新生活をスタートさせてください!