同棲生活は、幸せな時間だけじゃない。
むしろ、付き合っていた頃には見えなかった「相手の本音」や「自分の弱さ」が露わになることもあります。
私たちも、何度も喧嘩しました。
今回はその中でも、ちょっと重めの3つの喧嘩エピソードと、そこからどう乗り越えたのかを、正直に書きます。
- 同棲中のパートナーとの喧嘩に悩んでいる
- 他のカップルがどんなことで喧嘩しているのか知りたい
- 最近恋人との気持ちの距離を感じてモヤモヤしている
- 同棲生活を始めてからすれ違いが増えたと感じる
Episode01
喧嘩のきっかけ:「ごめん、本当は飲みに行ってた」
同棲していると、相手の行動や帰宅時間に自然と敏感になります。
ある日、妙に帰りが遅くて、LINEの返信もそっけない。
なんとなく胸騒ぎがして、「今日、ほんとに残業だったの?」と聞いたら、少しの沈黙のあとにポツリと。
「ごめん、本当は飲みに行ってた」
その瞬間、胸の奥がズンと重くなりました。
「なぜ言ってくれなかったのか?」「どうして隠したのか?」
そこに私にとってはとても大事な部分が隠れていて、
嘘をつかれたことよりも、”信じていた”からこそ感じた裏切り”が大きくて、深く傷ついてしまいました。
信頼は、小さな行動の積み重ねでしか築けない。そのことを身に染みて感じた経験です。
そしてもう一つ、気づいたことがあります。
信頼って、積み重ねるには時間がかかるのに、崩れるときには本当に一瞬なんですよね。
私もその出来事をきっかけに、
「自分の中の何かが、少しだけ変わってしまった」ことに気が付きました。
彼にとっては、そこまで大きなことではなかったのかもしれない。
でも、私にとっては、それが信頼を揺るがすほどの出来事でした。
普段通りに笑えるし、会話もできる。日常は壊れた訳ではない。変わらず続いているけれど、でも、ほんの少しだけ、心の奥に”そっとシャターが降りている”感覚があります。
「これくらいで…」って片付けられたら楽なんだけど、そう簡単には整理がつかない気持ちもある。
責めたいわけじゃなくて、
静かに心の中で向き合っているような、そんな時間が続いています。
関係が壊れたわけではありませんが、”完全な信頼”って、すごく繊細なものなんだなって改めて思いました。
Episode02
喧嘩のきっかけ:「最近、私のこと好きなのか分からなくなる」
同棲を始めて数ヶ月。
相手は仕事ばかり。家に帰ってきてからもスマホ時間が長く、スキンシップも少なくなって、、、。
暮らしは安定してきたけど、何かに集中しようとすると、なんだか気持ちが沈んでしまって。
彼が隣にいるのに、心がすれ違っているような、そんな感覚になったんです。
話しかけても「ちょっと待って」「今忙しい」が口癖になっていて、ある夜、溜め込んでいた思いが爆発して泣きました。
「私、恋人っていうより、ただのルームメイトみたい…」
「私のこと、もう好きじゃないんでしょ…?」
相手は驚いた顔をして、「そんなこと思ってたの?」と。
「一緒にいるのが当たり前になりすぎて、ちゃんと向き合ってなかった」って謝ってくれました。
後日話し合いをして、彼は「未来のことを考えている」と言ってくれました。
お互いに、今も未来も考えているけれど、私は、”今この瞬間の気持ち”に目が向きやすいタイプで、彼は”未来”に目が向きやすいタイプ。
どちらかが悪いという話ではなく、考え方の違いなんだなと感じました。
ただ、違うからこそ、そこに寂しさや孤独を感じることもあって、相手にされていないこ感じたのは、私の思い込みかもしれないけど、言葉にできない心の揺れがあった瞬間でした。
Episode03
喧嘩のきっかけ:「しばらく1人にさせて」がどうしても受け止められなかった
ある日、相手の様子が明らかにおかしくて、「大丈夫?」と聞いたら、「今ちょっと…しばらく1人になりたい」と言われました。
正直、すごくショックでした。
「私といるのがしんどいってこと?」「距離を置きたいってこと?」と、悪い方にしか考えられなくて。
その夜、部屋のドアを閉めたまま出てこない相手に、私は一晩中眠れなかったです。
翌朝、「昨日はごめん」と言ってくれて、話を聞いたら、
・仕事のストレスがピークで
・自分でも整理できてなかった
・だから誰とも話したくなかった
という気持ちだったそう。
私に原因があったわけじゃない。
でも、“ひとりになりたい”と突き放されたように感じてしまったのは事実でした。
その後どうした?
・「しんどいときは、しんどいって言ってほしい」
・「ひとり時間=関係が悪化した証拠じゃない」と理解する努力
・感情の出し方や受け取り方をすり合わせる
「気持ちをシェアする技術」が必要だと心から思いました。
喧嘩を通して見えたこと
今回の3つの喧嘩は、正直どれも、心にズシンとくるものでした。
でも、本音をぶつけたからこそ、相手の弱さや想いにも気づけたと思っています。
喧嘩はしんどいですよね。
でも、向き合うことをやめなかった私たちは、あの頃よりずっと“本当の意味でのパートナー”に近づけたと思っています。
まとめ|同棲中の喧嘩は、心のすれ違いのサイン
今回ご紹介したエピソードはどれも、日常の中にあるリアルなすれ違いから始まったものでした。
でも、それは“終わりの兆し”じゃなくて、“立ち止まって見直すサイン”なのかもしれません。
同棲生活で大事なのは、「相手を理解する努力」と「本音を伝える勇気」。
喧嘩を乗り越えた先に、きっと本物の信頼が築けます。
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