はじめに
プロポーズが成立して「結婚する」と決めた瞬間、胸がいっぱいになりますよね。
でも、そこで次に待っているのが「親への報告」。
「いつ行くのがいい?」
「服装は?」
「手土産は何を選べばいい?」——。
楽しみと同じくらい緊張や不安を感じる人も多いはずです。
特に結婚報告は一生に一度の大切な場面。
失礼のないように準備したいと誰もが思うでしょう。
この記事では、日程調整から手土産、服装、当日の流れや自己紹介例文までを徹底解説します。
・結婚が決まり「親に報告するのが不安」と感じているカップル
・服装や手土産など、具体的なマナーを知りたい方
・結婚報告当日の流れをイメージして備えたい方
1. 日程調整は「子ども側」がするのが基本
「親に会いたい!」と思っても、いきなりアポなしで訪問してしまうのは絶対にNG。
結婚報告は正式な挨拶なので、必ず 親の子ども側(息子または娘)が連絡を取って日程を調整 しましょう。
例えば、彼氏が彼女の親に会うなら、日程調整は彼女が担当。逆に彼女が彼氏の親に会うなら、彼氏が担当します。
「親と普段は気軽に話すけど、“結婚の話”を切り出すとなると一気に緊張する」——
そんな気持ち、よくわかります。私も少しドキドキしながら話を切り出しました。(笑)
でも“結婚の報告”と伝えれば、親も心の準備ができます。
OK例 | NG例 |
---|---|
・「お父さん、お母さん、大事な話があるから、○○(彼/彼女)と一緒に伺いたいんだけど、いつが都合いいかな?」 ・「近いうちに結婚のことで時間をもらえたら嬉しいんだけど、○日と○日で都合のいい日はある?」 | ・突然「今から行くね!」と訪問する ・内容をぼかして「ちょっと行ってもいい?」と曖昧にする |
2. 手土産は「リサーチ+気持ち」で選ぶ
初めて「結婚相手」として訪問するのに、手ぶらは失礼(マナーがなっていない)と感じる方もいます。
親への結婚報告では、手土産を用意して行くのが無難です。
・相場は2,000〜3,000円程度
・日持ちするもの個包装で分けやすいもの
・見た目が上品で落ち着いたもの
・親の「好み」や「苦手」を事前にリサーチすることが大切!

「何を選べばいいのか正直わからない…」「好き嫌いがあったらどうしよう」と悩んでしまう…
お互いの親に事前にサーチしておくと安心して準備ができるね!
・甘い物が苦手 → 煎餅やお茶の詰め合わせ
・洋菓子が好き → 焼き菓子セット
・お酒が好き → 地元の日本酒(カジュアルな雰囲気なら)
<NG例>
・生もの(鮮度が落ちやすい)
・匂いの強すぎる食品
・高級すぎる品(気を遣わせてしまう)
3. 服装は「清潔感」を最優先に
訪問当日の服装は「相手の親にどう映るか」を意識しましょう。
派手さより清潔感が大事です。
男性 | 女性 | |
---|---|---|
・ジャケット+シャツがオーソドックス ・靴は磨いておく ・髪型は整える、ひげは清潔に | ・ワンピースやブラウス+スカート ・ナチュラルメイク ・アクセサリーは控えめに | |
・デニムやTシャツ ・スニーカー | ・派手なネイル ・露出が多すぎる服 |
初対面の印象はとても大きいです。
親にとっては、これから家族になる方を迎える大切な機会のため、無難にするのが〇。
家庭によっては「かしこまって来られると緊張してしまう」という方もいるので、事前に感触を掴んでおくと◎。
4. 当日の流れと会話の切り出し方
いよいよ当日。
緊張で頭が真っ白になる人も多いですが、流れをイメージしておくと落ち着けます。
①自己紹介(※初対面の場合)
「はじめまして。○○さんとお付き合いさせていただいている□□です。」
②挨拶+手土産を渡す(袋から出して両手で渡す)。
「本日はお時間をいただきありがとうございます。こちらお口に合えば幸いです。」
①雑談
親側が話題を提供してくれることもありますが、
親側も緊張して何を話したらいいか分からないケースもあるため、
親の子ども側(彼女の実家→彼女、彼氏の実家→彼)がちょっとした話題を提供できると〇。)
②本題
「改めまして、本日はお時間をいただきありがとうございます。
先日○○さんと婚約し、本日は結婚の承諾をいただきたく、ご挨拶に伺いました。
・・・(←結婚を決意した経緯)
私たちの結婚をご承諾いただけますでしょうか。」
③今後の予定
入籍時期、式の予定、住居、仕事など共有できることがあれば報告。
「本日はお時間をいただきありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。」
実際その場面になると、「どのタイミングで切り出せばいいか分からない」となってしまいますよね。
でも一番大切なのは、誠意をもって伝えることです。
「改めてご挨拶させていただきたいことがありまして」と切り出すと自然です。
5. 報告後の流れと質問対策
無事に「結婚したい」と伝えられたら、次は親からの質問タイムがあるかもしれません。
可能な限り、事前に相手と話し合いをしておくようにしましょう。
・収入や仕事について
・今後住む場所
・結婚式の予定
・規模将来の生活設計(子ども、仕事の両立など)
・ふたりで事前に答えを確認しておく
・無理に背伸びせず、正直に答える
「まだ未定ですが、これから相談して決めたい」と前向きに伝えればOK。

「何か聞かれたらどうしよう…」と不安になってしまいますよね。
でも、親にとっては子どもを大切に思うからこそ。
出来る範囲で事前準備をしておくと安心です。
帰宅後、その日のうちに「今日はありがとうございました」とお礼を伝える。
まとめ
親への結婚報告は、日程調整 → 手土産 → 服装 → 当日の流れ → 質問対策 → お礼 という流れで準備すれば大丈夫。
大切なのは「誠実さ」と「感謝の気持ち」です。
完璧である必要はありません。
二人で協力して準備すれば、その思いがしっかり伝わります。