はじめに|プロポーズの続きの話
プロポーズ当日、彼が用意してくれたのは108本のバラの花束
「結婚してください」の意味、想いの込もった、人生で一番印象的な花束でした。
前回までの記事では、彼が書いてくれたプロポーズの準備や当日の話をお届けしてきましたが、
今回はその後の話を私(彼女)目線で書いてみたいと思います。
「プロポーズでもらった花束を何とかして形に残しておきたい」
そんな気持ちの方に向け、どんな方法で残すことができるのか、実際に私が選択した方法とともにご紹介します!
- プロポーズでもらった花束をどうしようか悩んでいる女性
- 思い出を“形”として残したいカップル
- ドライフラワーやプリザーブドフラワーの作り方を探している方
私が選んだ“花束のその後”
108本もあるし、放置するとすぐに枯れてしまう。
かといって捨てるなんて…絶対にできない。
そんな中で私が選んだのは、
20本を「プリザーブドフラワー」に、
88本を「ドライフラワー」にする選択でした。
他の選択肢として「花瓶に生けて飾る」等もありますが、
なるべく長い時間大切にすることを第一に、今回はこの2つに絞ってご紹介します!
プリザーブドフラワーは、生花を特殊な方法で加工し、長期間綺麗な状態を保てるようにしたものです。
専門店に依頼すると、お花の加工だけでなく、花束の包み紙や額縁なども使って一つの芸術作品のようなものを作ってくれます。
私は専門店に依頼して、20本を丁寧に加工してもらいました。

本当は全部お願いしたかったけれど、108本すべてを加工する場合の費用は30万円以上…。
泣く泣く、20本だけ厳選してお願いしました。
本数が限られる分、元気の良いバラ達を厳選することができ、美しくアレンジされた状態で残すことができました。
プリザーブドフラワーにする際は、とにかく時間との勝負!!
日が経ってしまうと綺麗に加工できなくなるので、プロポーズの翌日にはお店に相談するのがよいと思います。
私は翌日専門店に予約し、保管方法(直射日光や湿気に注意)を確認したうえで、2日後に持ち込みました。
完成までの期間はなんと5か月程。
丁寧に作業をしていただき、完成までの経過を報告してもらっていました。
また、記念日とふたりの名前が入ったプレートも準備してもらい、すごく可愛いくて綺麗な仕上がりになりました。
▼実際の完成品がこちら▼

今はインテリアの一つとしてお家のリビングを彩ってくれています!
残りの薔薇たちは、ドライフラワーとして自宅で保存しました。
私たちは「吊るすタイプ」で作りましたが、
調べてみるといくつかの作り方があったので、ここでは代表的な方法を紹介します。
① 吊るし乾燥法(エアドライ)
茎を下にして逆さに吊るす、王道の方法。
<作り方>
数本ずつ束ねて、風通しの良い場所に逆さまに吊るす
(茎の根本の方を麻ひもで縛り、壁が傷つかないようにマスキングテープで貼りました)
<期間>
2〜3週間ほど
<メリット>
小コスト/自然な風合い
<デメリット>
湿度・日光に弱い/色あせやすい/花びらが落ちやすい
私たちはこの方法を採用しました!
▼実際の製作中の写真がこちら▼

寝室の壁をメイン使って製作しましたが、お部屋が一か月程薔薇だらけになりました🌹(笑)
② シリカゲル乾燥法
乾燥剤(シリカゲル)を使って、色を保ちつつ乾燥させる方法。
<作り方>
密閉容器に花とシリカゲルを入れ、数日置く
<期間>
5〜7日ほど
<メリット>
色鮮やかに残る/型崩れしにくい
<デメリット>
シリカゲル購入が必要/やや手間がかかる
③ グリセリン法(ソフトドライ)
水分の代わりにグリセリンを吸わせて柔らかいまま残す方法。
<作り方>
茎をカットしてグリセリン水に浸す
<期間>
1〜2週間
<メリット>
柔らかさが保てる/ナチュラルな仕上がり
<デメリット>
変色することがある/液の準備が必要
花束の“その後”も、思い出になる
私たちは、吊るしドライにしたバラの一部をお互いの家族にプレゼントしました。
私と彼の各家庭(親・祖父母)に14本ずつ、100均で買った包装紙で包んで渡しました。
(本数は「尊敬と感謝」の意味を込めて14本ずつにしました🌹)

家族にとってもサプライズだったようで、とても喜んでもらえました。
これも素敵な思い出のひとつになりました。
そして残りは、今も私たちの部屋に飾っています。
ふと目に入るたびに、あのプロポーズの時間を思い出して幸せな気持ちになります。
まとめ
プロポーズでもらった花束。
もちろんずっと咲き続けてくれるわけではありません。
でも、残し方を工夫すれば、想いをカタチとして残すことができます。
プリザーブドフラワーにして残すもよし。
自分でドライフラワーにして、家族や友人におすそ分けするもよし。
そんな幸せな時間をぜひ楽しんでください。